「Some Day Over The Rainbow」(いつか虹の彼方に)

いつかかなえたい夢というのは叶いません。

冷酷なようですがこれが現実です。

「あいまいさ」という言葉があります。

これ日本人が好きな表現です。

一般的には「グレーゾーン」とも呼びます。

日本の社会においてあいまいさというのは、

人に好かれる社交術の一つでもあります。

あいまいさの対語は「明瞭」です。

物の値段とかは本来明瞭な方がいいのですが、

電化製品などは「定価」がなくなり、

「希望小売価格」になりました。

希望小売価格というのは、

「メーカーが希望する小売価格」

なので、直接消費の対象ではないため

消費税の表示規定を免れることができます。

また、

希望小売価格より高く売ってはならない、

という法的な縛りばないため、

「プレミア商品」という考え方もできるようになりました。

つまりこれも「あいまい表現」の一種です。

こうしてみると、

「あいまいさ」=「ずるい」

ということがわかると思います。

島国で、

人との関係を壊すと村八分にされる環境においては、

あいまい表現は生活の知恵ですが、

それは時に自分の心までもごまかす事になります。

これが、

「いつかかなえたい夢」

という言葉となるんです。

「Some Day Over The Rainbow」(いつか虹の彼方に)

映画「オズの魔法使い」のテーマ曲です。

いつか虹の彼方に行けば、

より良い暮らしが待っているんだという夢を持つ、

ドロシーという少女のお話ですが、

旅の途中出会うカカシや、ライオン、ブリキのロボットも

それぞれ探しものをしていて、

でも結局最後には、

夢だったものは最初から持っていたんだよ、

というストーリーで、

メーテルリンクの「青い鳥」と同じ様な話です。

実際に不動産の現場では、

「いつか家を買いたくてとうとう買うことにしました」

という60代のお客様がいらっしゃいます。

「現金です…よね?」

「いやーそんなお金ないですよ、

ローンに決まっているでしょう」

「無理ですけど」

「へ?」

ということがよく起こります。

ローンの年数によっては絶対無理ではないんですが、

相当ハードルが高いのでなかなか難しいようです。

これ、

「いつか」

だからこうなったんです。

いつかを考えると、

実行するときはほとんどの場合、

「切羽詰まって」

なので、

実際にはどうにもならなくなったいる場合が多いのです。

再三申し上げている通り、

「家は45歳までに買いましょう」