お金にだらしないお父さんの特効薬

お金にだらしない人というのは、元々お金にだらしない訳ではありません。

お金を貸すシステムが作り出す病気です。

これ、家を買う際の住宅ローンに影響があるため、

大変な問題なのですが、この病気、なかなか治りません。

不動産工房ゆくはしは、

住宅ローンの問題をよく扱いますので、

こういう方はしょっちゅう来られます。

先日来られた方は、何かあるとすぐにキャッシングをつまむ人でした。

買い物行ってちょっとお金が足りない時など、

すぐにコンビニでキャッシングして支払うのです。

しかもキャッシングの支払いは、

リボルビングなので金利がけた外れに高いのですが本人は、

「毎月の支払額が一定で便利だなあ」

としか考えていません。

こういう人なので、当然毎月の支払いは一定で便利なはずなのに、

遅れたりを平気でします。

つまりこの方の信用情報は傷だらけです。

この方のご相談は、住宅ローンではなくカーローンでした。

カーローンが通らないのです。

カーローンというのは、

住宅ローンと比べると相当に審査が甘いのですが、

それでも通らないというのは、もう末期症状です。

このような場合、この方は5年間お金を借りるのを我慢して、

リボルビング払いを解消しなくてはなりません。

そう説明してお帰りになって1カ月後、

「もうリボルビング払いも払えなくなったんです」

「はぁ?」

「もうどこにも借りられないんです」

「あれからまた借りたんですか?」

「…はい」

どうやらこの方、

リボルビング払いの不足分も

他社のキャッシングで補っていたようです。

「自己破産しましょうか」

「…自己破産ですか?」

この場合、この方がお金を借りるのをやめるのは、

麻薬をやめるのと同じで不可能に近いのです。

この場合はお金を借りるのをやめるのではなく、

お金を

「どこからも借りられなくする」

しかありません。

つまり、

お金にだらしないお父さんに対する特効薬は、

「お金を借りられない状態にする」

しかないので、

「自己破産」

もしくは

「債務整理」

しかありません。

これをやると最低でも5年、

普通は10年間お金を借りられません。

住宅ローンは余程にうまくやらないとかなり難しくなります。

日本国憲法下ではお金を借りる権利も侵害することができません。

つまり本人がお金を借りたい以上止める方法は、

「誰もお金を貸さない状態にする」

しかないのです。

これは、誰でも簡単にお金が借りられるシステムの問題ではあるのですが、

やはり使う人の意識の問題なのです。

その方は、

「お金が借りられないと困るので、もう少し頑張ってみます」

と帰っていきました。

今頃どうしているのでしょうか?