台風と風害

台風シーズンですが台風によって被害の出る地形と全く問題のない地形があります。

傾斜のきつい山陰の崖下の家は風害を受けにくいです。

雨による土砂災害は起ますけどね。

風害が起きる条件というのは、

「吹上」

 

 

 

「吹おろし」

 

 

の二種類です。

これ以外は

「突風」

で、これは残念ながら予測できません。

竜巻や旋風ならある程度、地形的な予測可能ですが突風は予測不能です。

さて、

山影の家は当然ながら

吹上も吹き下ろしも屋根の上を通りすぎてしまうので被害は出にくいです。

風害的によくない地形というのは、

「切り立った山の麓の広がった地形にある谷のような地形で、

急な斜面より50メートルぐらい離れた場所」

「海側に少し高い山がある地形で山を超えると一旦窪地になり、

ゆるやかに登る大きい山の斜面にある土地」

この2つはほぼ確実に大きな台風が来ると毎回のようにやられる地形です。

これ実は人工的な建築物でも起きます。

大きく横に広い建築物の影で

少し離れたとこにある家もやられることがあります。

高い防波堤のある場所とかはかなり危険です。

この風害の正体は

「ダウンバースト現象」

と呼ばれるものです。

なにか高いものを超えた風が急に障害物がなくなって

地面にたたきつけられるときに発生する衝撃波の一種なんですが、

飛行機ですら地面に叩きつけられて墜落するぐらいの風というと想像できるでしょうか?

たたきつけられる場所にあるものは潰されるし、

そこから先にあるゆるやかな傾斜地は、

この加速された風がうねりながら地面を這うので屋根が消し飛ぶんです。

「見晴らしのいい家ですね」

これ実は、周りに木が多ければ問題ありませんが造成された宅地だと危険です。

いい忘れましたが

駆け上がりの方は周りに木があれば問題ありません。

木というのは、枝と葉っぱの構造から乱気流を発生させるので風を砕きます。

最悪葉っぱをちぎることで風を受け流す構造になっているので

単独の木は倒れても森の木は倒れにくいのです。

叩きつける方はどうにもなりません。

屋根素材はセメント瓦が一番に弱いです。

実は瓦の形状自体は、揚力を発生させるので風にはあまり強くありません。

一枚めくれると屋根全体の瓦が飛ぶのはそのためです。

ただ陶器の瓦の場合は重量があるので飛ばないというのが本当のところで、

その点セメント瓦は軽いので呆れるぐらい飛びます。

そういう意味だとスレートと板金屋根のほうが強いです。

福岡県はこういう地形が多いので風害も多いので、

火災保険料が上がります。