土地の話=畑になる場所と田んぼになる場所

普段田舎の風景を見ていて、

「なぜ、ここは田んぼなんだろう」

とか
「なぜここは畑なんだろう」

って、思ったことありませんか?

「お百姓さんが、田んぼにしたから田んぼなんだろう?」

正解だけど、間違いです。

田んぼは、つくろうと思っても作れません。

今は作ることは技術的に可能だけど昔は作れませんでした。

田んぼになるか、畑になるかは土地が決めるんです。

その違いは

「透水層と難透水層」

の存在です。

透水層という地層が地面の下にある場合は田んぼは作れません。

地下水が流れ出すので水がたまらないからです。

簡単に説明すると砂地などがそうです。

これは畑にしかなりませんが良い作物が取れます。

難透水層という地層があると田んぼになります。

この地層は水はけが悪くて、簡単に言うと粘土層のことです。

沼地というのは基本的に田んぼに向いた土地だから日本には沼地があまりないんです。

ほとんど田んぼにしてしまいました。

宅地造成地というのは山を切り開くものと田んぼや畑を埋め立てるものがあります。

まれに森を切り開くものもあるけど日本では、

「山=森」

なので森を切り開くのは北海道位です。

この造成工事を見ていると災害時に崩れるかどうかわかります。

例えば赤土層の上に擁壁を作って砂を入れて造成した場合、

赤土自体は難透水層になるから水が染み込みません。

砂は透水層なので擁壁がなければ水は砂と一緒に流れ落ち造成地は崩れます。

だから擁壁で止めるんですが、

擁壁の排水機能自体は(法面に突き出たパイプのこと)

設計上想定される以上の雨量には対応出来ないので大雨でいきなり崩れます。

砂がふちまで入ったプールに家が立ってると想像してください。

「怖っ!」

これは田んぼを埋め立てた宅地も同じです。

不動産工房ゆくはしではお客様に可能な限り土地の下の状況も

調べてお知らせするようにしています。