家の値段を鑑定してください

「家の値段を鑑定してください」

たまにこういう言うお客様がいらっしゃいます。

こういうパターンは概ね家とか土地を売る具体的な考えのない方です。

「高ければ売ろうか・・・」

的なものなんですが、

鑑定は

不動産鑑定士という公的な資格者以外できません。

これ弁護士並みに大変な資格で

普通に勉強して合格する性質の資格ではありません。

当然鑑定料金も最低でも20万円以上かかるし、

下手をすれば百万円以上かかることも普通です。

「いくらかなあ」

程度の思いつきでお金をかけたりしないでしょうが、

「不動産屋ならただでやるだろう」

不動産業者によるけど査定料金を取るところも普通にあります。

2万円ぐらいだけど調査料という名目ですが、

査定のため調査費用として役所の書類をとるだけで5千円ぐらいかかります。

安くつくこともありますが、1万ぐらいかかることもあります。

謄本とかの証明書なんですが、

その他にも交通費であるとか駐車場代とか普通にかかるものです。

売るという前提がれば査定しますが、

これは媒介契約というものを交わしたうえでの取引です。

適当というと問題がありますが

「いくらぐらいやろうか?」

これはただでその場で答えます。

ただし、当然適当です。

経験値に基づく価格だからむちゃくちゃな値段ではありませんが

一番売りやすい値段で答えてます。

ずるい業者は値段を言いません。

とにかく預かって看板つけて塩漬けにします。

実勢価格に近い値段だと思います。

いくらぐらいかを知ったお客様の反応は

「キレる」

「がっかりする」

現実喜ぶ人はあまりいません。

2~30年前の常識である

「日本は国土が狭いから土地の値段は下がることはない」

というのはいま通用しません。

物の値段は需要がなければ下がります。

「いつか上がるから」

少子高齢化で土地は余ります。

おそらく値段は上がりません。

所有すると経費はかかります。

「田んぼだから」

作り手がいなければ耕作放棄地となりますし、

草ぼうぼうだったら除草費が必要です。

お金はかかるんです。

査定で一番困るのは

「築浅物件を売る人」

何らかの理由で築5年ぐらいの物件を手放す人がいらっしゃるのですが、

5年ぐらいだと住宅ローンがほぼ満額残っているのに

「中古住宅」

になります。

中古なので住宅ローンを解消する金額ではなかなか売れませんし、

下手をすると、オーバーローンを組んでいます。

銀行は住宅ローンを解消しないと抵当権は抜きませんので売れません。

基本住宅ローンは

返済年数の半分を超えないとほとんど元金が減ってないので

きついです。

 

気をつけましょう。