平屋は贅沢?

「贅沢な平屋がいい」

という客さんがこの頃増えました。

贅沢?

どういう意味なんだろう?

平屋は建築費的には安くつくし

行橋のように土地価格そのものが高くない地域では贅沢でもなんでもありません。

不思議に思ってインターネットを見ていてやっと理解できました。

贅沢な平屋とはネットで住宅コンサルタントの発信している情報なんですね。

基本ネットでも雑誌でも発信される情報は

ほとんど都市圏に住む人向けで地方に住む人を対象としていません。

「差別じゃないか!」

仕方ないんです。

関東と関西、これだけで日本の人口の約半分が住んでがいます。

関東1都6県、関西2府4県の合計13の県に日本の人口の半分。

これ、

宅地の不動産価格の下落があまりない地域なんです。

こういう地域で50坪の平屋を建てると

「建ぺい率50%で100坪」

「建ぺい率60%で約90坪」

「建ぺい率70%で約80坪」

とまあ大体だけどこんな土地が必要になります。

建ぺい率というのは、

その土地の面積の何%までは建物を建ててもいいという基準で、

建ぺい率と容積率というのがあるんですが、

平屋を建てると容積は普通は余ります。

法律というのは足りない分はダメだけど余るのは構いません。

 

「都市圏で安めの宅地で坪当たり20万円。

建ぺい率60%で90坪いるから1800万円。

建築費2000万円で諸経費込みで住宅総額4000万円。」

ざっとですけどね。

これを2階建てにすると・・・

「50坪でいいから1000万円。

建築費2300万円で諸経費込みで住宅総額3500万円。」

これを住宅ローンの5倍ルールで考えると

年収700万円で2階建ては買えるけど平屋は年収800万円ないと買えません。

これが贅沢の正体。

年収にして100万、

奥さんのパートでなんとかなる額ですよね。

これで贅沢なのかな?

平屋のいいところは

バリアフリーにしやすい」

「風害に比較的強い」(ビルの間の平屋とか2階建てに囲まれた平屋は弱い)

「建築費が安い」

平屋の悪いところは

「プライバシーがない」(平屋を建てた人はよく一日中雨戸を閉めてます)

「脱出しやすく侵入しやすい」(防犯上の問題、子育て、教育の問題)

「構造上日光の全く射さない暗い部屋ができる」

とまあこんなかんじで

「いいのかな?」

というのは正直あります。

もともと、

「もっと広いリビングがほしい」

という要望のために

居住空間を全部2階にあげてしまった

今どきのメーカー住宅への反動でこうなったんです。

ちなみに不動産工房ゆくはしの地元福岡県行橋市では

100坪200万円ぐらいの土地が普通にあるので

平屋は全く贅沢ではありませんし、

台風のすごい土地なので平屋のほうがいい面が多いです。