庭石の話

今回は

「庭石」

不動産の査定のためにお客様のお宅にお伺いすると庭に立派な庭石。

自分的に絶句して眺めていると、

お客様は必ず感動していると勘違いして、

「いい庭でしょう?」

といわれる。

・・・違うんですけど。

庭は困るんです。

そこそこの住宅の、

そこそこの庭。

維持費だけはすごくかかるんですが、

規模的にも、

その造りも、

ほとんど価値はないから、

次にその家を買われるお客様にとっては邪魔なだけなんです。

邪魔で好きでもない庭に維持費だけがかかるからその家自体を買わなくなります。

つまり売りにくい家なんです。

「まさか?!」

「気に入らなければ壊せばいいだろ!!」

人が抱えられる程度の石一個捨てるのにも10万円ぐらいかかります。

これは移動費とか輸送費とか廃棄料も含んでの値段ですけどね。

ちなみに、

人の背丈を越えると100万円とかですむけど、

以前見た家の庭石は高さが4メートルぐらいありました。

それも3個。

このサイズの石は、

普通のクレーンでは動かないので、

いわゆる200トンクラス呼ぶ必要があるんですが

これも1台ではだめで最低2台は必要になるんです。

運ぶのも特殊トレーラーでしか無理ですし、

1台に1個の石しか載せられないので3台必要となります。

当然撤去作業は、

周辺道路をすべて通行止めにしなくてはできないので夜間工事で行います。

たしか、

撤去作業の見積もりは1億円ぐらいだったような・・・

これでは家を売るのは断念するしかありません。

家の査定価格は、3000万円ぐらいですから。

かつてブイブイ言わせた

「○○長者」

の家が福岡県には多いんですがどうにもなりません。

場所は、町のど真ん中マンションの好立地ですけど

誰も買いません。

石のテーブルとか、

石の灯篭なんかも邪魔なだけです。

基本安いのは台湾製だったりして価値はほとんどありませんが

やはり捨てるお金は結構かかります。

このエントリーをはてなブックマークに追加