日常に起きる液状化

液状化現象というのは最近地震などで話題になることが多いんですが、

海岸などの埋立地じゃないと起きないと思っている人が多いようです。

宅地造成地は埋立地です。

造成地が難透水層である場合は基本的に液状化は起こります。

「地震が来ないんだから平気じゃん」

地震なんか必要ありません。

液状化現象は地震で劇的に起きるだけで普通に日常的に起こります。

例えば、線路脇とか、

大きな道路脇とかなにか振動の発生する工場のそばとかは要注意です。

これは

「微振動」

と呼ばれるものなんですが振動があれば液状化は起こりうるのです。

液状化というのは水より重い石とか砂が地下水と入れ替わる現象で

一種の地盤沈下なんです。

状態が悪ければゲル化した土砂が低い方に流れたりもします。

これを防ぐために都市部の鉄道は

「共振止」

構造になっています。

レールの下の砂利の厚さも分厚いし、

線路盤を持ち上げて線路脇に溝を作って振動を止めてあります。

現実には鉄道というのは鉄の車輪と鉄のレールだから微振動はものすごいのです。

田舎の鉄道と三セクの鉄道は予算がないから結構ずさんで、

まれに田舎の線路脇の家で液状化による宅盤の沈下が見られます。

「告訴すればいいじゃん」

多分できません。

線路の方が家より古い場合は

「わかってて建てたんでしょ?」

という事になり、

「環境に影響を与える施設」

などで鉄道の事が告知されていない場合は

売主もしくは宅地建物取引業者の責任となります。

国道脇の田んぼを埋めると同じことが起こりうるんですが、

最近は造成の時、粘土層を除去しますので

真面目な業者の造成地では起きにくいようです。

ずさんな業者の造成地では、液状化は起きます。

液状化というのは非日常的なことではありません。