簡単に署名押印する人々

「家の契約でトラブっているんですけど…」

「契約したんですか?」

「はい、しました、でも中身よく読んでないんです」

「で?」

「追加でいろいろと料金を請求されているんです」

うは、簡単に署名押印しちゃだめですよー

一般的に営業マンは契約を取るのが仕事です。

成績の良い営業マンは

契約にまつわるトラブルが多いのも事実です。

なぜでしょう?

かなり強引に契約させるからです。

法すれすれか時には法を逸脱しても契約を取ります。

結果として、

会社も契約した人も困るんですが、

営業成績が良いので不問になることが多いのです。

そこで、会社までがたちの良くない会社であれば、

契約した本人が地獄を見ることになります。

「土地を買って家を建てる契約なんですけど、

設計図がまだない段階で契約したんです」

はあぁぁ?

「契約して土地を買ったんですけど、

建築費がどんどん上がっているんです」

はあぁぁぁぁ!?

「この会社信用できませんよね?」

はい!

一般的に、まともな建設会社では設計図のない段階で、

家の建築に必要な予算の積算ができないため

契約書を作ったりは絶対しません。

これは家の建築契約が、

「建築請負契約」

に該当するからです。

請負契約とは、

当事者の一方が仕事を完成すること、

相手方が仕事の結果に対して報酬を支払うことを

約束することを内容とする契約」

です、

追加請求は、

  • 協議合意がなされた契約を工務店が独断で変更することはできない。(契約内容に沿った工事であるなら正しいと認められる理由のない追加請求はできない)
  • 変更は注文者の指示によるものに限られ、その時点で追加請求が必要になる旨説明し合意がなされなければならない。
  • 工事金額は当然ながら工務店の一存で変更することはできない。

ということで、

この場合の争点は、

設計にないことを注文者の指示において行い、

その追加請求の合意があったかどうかとなりますが、

このケース、

そもそも設計図が存在しない状態での契約と

いうのが根本的におかしいので、

  • 契約は営業が焦って行ったのか?
  • 会社の指示なのか?

を考えなくてはなりません。

これ自体はこの段階ですでに弁護士案件なのですが、

裁判になった場合、

「安易に契約書に署名押印した過失」

は当然問われることから注文者も無傷では済まないと思います。

契約内容をよく読まず安易に契約書に署名押印はやめてください。