空き家問題は不動産屋が悪い!

「空き家問題は不動産屋が悪い!」とブログやメルマガで主張している人がいます。

どうも国土交通省よりの発言のようですが、

「ふざけるな」

です。

不動産業者に

世界一安い不動産手数料に、

世界一多岐にわたる法令で縛りを設け、

世界一重い責任を負わせているのは、

国土交通省です。

世界一耐久性のない、

日本の国土や気候に合わない住宅を建築基準法で縛り、

国民に負担をかけ続けているのは、

国土交通省です。

日本の住宅は、

「本当にひどい」

ものです。

建築費とは、人件費と材料費ですが、

これは日本の場合、

どちらも高いため必然的に建築費は高騰します。

しかし、

建築基準法のせいで日本の家の耐久性は30年しかありません。

これ中古で買っても

改修するために新築と同じだけお金がかかります。

この状態で、中古の住宅が売れると思いますか?

このような家を法律で縛り、

無理やり作らせたのは国土交通省です。

ここでなぜ、

「不動産屋が悪い」

という台詞になるのか、

この主張をされる方の知能を疑います。

この方はおそらく、

「不動産屋は手数料商売だから、

手数料の安い物件を売りたがらないから

不動産屋が悪いんだ」

という主張だと思います。

非常に浅はかな考え方だと思います。

建築基準法を管理しているのは、

「国土交通省」です。

不動産業の手数料を定めているのは、

「国土交通省」です。

我々不動産業者は法令に準じているだけです。

つまりこの方の主張は、

「不動産屋は、

国土交通省の指導に従うので空き家問題が発生している。

法令を破ってでも頑張り、勝手に逮捕され、

国土交通省に迷惑をかけるな!

世界最低の手数料で頑張れ」

という主張のようです。

某国の主張とか、

半社会勢力の主張と同じのような気がします。

つまり、

「いちゃもん」

です。

ここまで現実を書きました。

ここまでで、

我々不動産業者のどこが悪いのでしょうか?

私は不勉強なので、

我々不動産業者の悪いところが見当たらない上に、

国策として使い捨て住宅を量産したのは国土交通省です。

「不動産業者が売らないから悪い」

とでも言うのでしたら、

逆にこちらは、

「売り物にならないものを大量生産してしまい、

未だに量産し続けているのは誰ですか?」

と反論しますし、

「それでも売らないのは罪だ」

とおっしゃるのでしたら、それはもう脅迫です。

私は以前日本一の中古住宅再販会社にいましたが、

その時の統計で、

「250棟見て再生可能なのは15棟」

これが現実です。

つまり、235棟はゴミです。

これが空き家の現実です。

政府のかなり重要なポストで相談役とかされているのでしたら、

もう少し勉強されたほうがいいですよ。