買うつもりだった
不動産は売り買いする際、膨大な量の調査をします。
ただし、
これは不動産工房ゆくはしだけかもしれません。
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調査に行くとノートに名前を書くんですが、
実際にはいつも同じ業者の名前が並びます。
行橋市には30社以上の不動産業者が登録されていますが、
ノートの名前の記載は数社だけです。
なぜなのかはわかりません。
さて、
実地調査の場合、
疑問点があると近隣の方に聞くことになります。
「あの土地の◯◯なんですが、
どうなっているのかご存じないですか?」
「あそこの土地ですか?」
「はい」
「えっ、あれ売ってもらえるんですか?」
「まあ買主は決まっているんですけどね」
「ちょっと待って!あれ私が買うつもりだったのに」
こういう土地の場合、
買いたい方が不動産工房ゆくはしに来られて相談された後、
不動産工房ゆくはしで調査をして持ち主と接触して、
売買の交渉をした土地なので、
一般的に流通される土地ではないんです。
つまり、
「買いたい人に持ち主を探して契約する土地」
なので、
最初から買主が決まっている土地なんです。
当然、不動産契約の原則から考えると、
より高い値段を提示した者もしくは、
より早く契約した者勝ちなんですが、
信義信条によって不動産工房ゆくはしでは、
お客様を天秤にかけることはしておりません。
つまり他のお客様に売ることはありません。
実際には、
ずっと空き地だった土地というのは、
何らかの動きがあると、
買いたい人が何人も現れるということが珍しくありません。
値段をいろいろ言ったり、
中には、
「家を建てさせんようにする」
と脅す方もいらっしゃいます。
これについてなんですが、
「どうぞ」
という他ありません。
他人の所有する土地の利用については、
よほどの理由がない限り他人が、
建築を止めることなどできません。
一番多いのが、
「排水を流させない」
というもので、
水利権の争いなんですが、
これ100%裁判すると負けます。
ですから、
受ける弁護士もいません。
「日照権」
住宅においては、
基本的に建築基準法の要件を満たせば、
日照権についてはかなり難しいと思いますし、
改善すればいいだけなので建築の差止めはできません。
あと、
田舎でよくあるのが、
「道路を封鎖する」
というもの。
家の前の道路を封鎖して工事をさせないんですが、
行橋では今でもやる方がいらっしゃいます。
これ犯罪です。
警察に言うべき事案なので、
警察に言うと同時に損害賠償請求を出します。
面白いのは、
どれも「やるだけ無駄」なのに、
やった結果は、
「隣近所から白い目で見られる」
ので、
安易にやらないほうがいいでしょう。
ほしい土地は、
「買うつもりだった」
はありません。
まず不動産業者に相談しましょう。