ママに人気の間取り
主婦動線つまりママ目線
近頃は新築のご相談が多いのですが、
相談に来られるお客様もハウスメーカーも意外に、
「主婦動線」
を考えていないように思います。
家の設計などはご主人が決めることが多く、
「かっこいい」
のですが、
主婦目線での家の使いやすさは全く考えてないようです。
これ実はハウスメーカーの設計も同じで、
意外に主婦目線での生活のしやすい家というのはありません。
ご主人が家事を分担する場合は、
御自分が苦労されるのでわかるのですが、
家事をしないと、
家の使いやすさというのはわかりません。
近頃は、
奥様も働かれる場合が多く、
家事の時短方法
家事に割ける時間は少なくなっています。
こんな家だといいかもしれませんね。
①玄関ドア
これ殆どが、開けるときに引かなければなりません。
買い物を袋をたくさん持って帰ってくると、
買い物袋を地面に置き、
鍵を開けて、ドアを引いて開けないと家に入れません。
家も現在では、
カードキーやスマートキーなどの
非接触系の鍵になりつつありますが、
これでは意味がありません。
本来は、
鍵を持ったまま、荷物を持ったまま、
ドアの取手に体当りすれば内側に開くのがベストなのです。
玄関に入ると、
②キッチン
近くかつ、直線で到達しなければなりません。
キッチンと背中合わせに
③洗面室(洗濯室)があり、
その横に
④お風呂があるのがベストです。
洗濯室から
⑤サンルームに直接出られる構造にすることで、
洗濯物を干したり取り込んだりが、
晩御飯の支度をしながらできるようになります。
これは何重にも意味があり、
サンルームのおススメ理由
- 洗濯物が人目につきにくい
- 洗濯物が盗まれにくい
- 雨の日も関係なく干すことができる
- PMや花粉などのアレルゲンを気にせず干すことができる
など、
今やサンルームは、
家の設計段階で考えるものとなっています。
さらに、
サンルームのそばに
⑥サービスルームと、
クローゼットを兼ねた部屋を作ることによって、
取り入れた衣類はそこでたたみ、
そのまま各自のタンスに収納することによって、
朝着替えて、
来ていたパジャマなどはそのまま洗濯機、
というようなこともできます。
これにより、
主婦動線は、半分以下となり、
労力も30%程度削減可能です。
時間短縮効果はおよそ1時間程度です。
こういう設計は、
主婦目線の設計なのですが、
サービスルームとかは、
ご主人が趣味の部屋という名目で欲しがると思います。
ただ、
設計段階で趣味の部屋とか欲しがるご主人でも現実には、
仕事に追われてとてもそんな時間は取れないと思います。
家の設計は、
奥さん主導で行うべきものです。