「家を買うやつは馬鹿」の本当の理由
ホリエモンや大前研一までもが「家を買わない方がいい」と発言しますが…
そういう方は、実は投資家なのです。
賃貸の顧客が減るということは、
「不動産投資のほとんどが成立しない」
ということになります。
そこで、
ありとあらゆるウソの統計を持ち出して、
「家を買うやつは馬鹿」
という答えを出すのですが、
論破するのは実に簡単なのです。
まず家を購入したことによって賃貸の時より
住宅ローンの支払いが増えたというアンケート結果があります。
これは信頼のおけるデーターなので間違いないと思います。
「だから家なんか買うもんじゃないんだよ!」
そうですか?
どうせ買うのなら少しでもいいものを買おうとするのは、
当たり前の心理です。
その結果ではないかと思いますので、
支払いが増えることは不満とは限りません。
「家を買って20年以上住んでいる人の約半数の人が
「家を買わないで賃貸でも良かった」
というアンケート結果」
これあるブログの記事です。
「ほーそうなのか?」
って
「あほなんですか?」
ですね。
約半数とはどれほどのパーセンテージかの表示がありませんし、
アンケートの母数が記載されておりません。
つまり二人に聞いて、
一人が「不満がある」と答えれば成立するのです。
これをもって、
「ほらみろどうだ!」
と言われてもねえ。
ただこのアンケート自体は怪しいのですが、
家を買って後悔した理由に面白いものが目につきます。
「住宅ローンがきつい」
「立地環境が気に入らない」
「修繕費の負担がきつい」
このうち、住宅ローンについては上に挙げた理由によるものです。
修繕費というのは明らかなうそですね。
問題は立地条件です。
野村不動産によるアンケート結果によると、
広さで家購入を決めている人が20.2%
間取で家の購入を決めている人が21.2%
およそ4割の人が、アクセスを考えずに家の購入を決めています。
これ、実は隠れ勘違いの人がいて、
エリアで購入というのが27.5パーセントあります。
推定ですが、この中にいくらか
「造成地」「○○ニュータウン」が入っていると思います。
当然そのような宅地はアクセスが悪いので不便です。
家を買っていきなり後悔する部分です。
駅距離は8.3%
交通アクセスは12.8%
もっとも重要なことに目をつぶって、
「年を取ってから暮らしやすい平屋がいいんです」
って、宅地造成地だとお店もないので、
年を取ったあなたは餓死しますけど…
実は家を買う人は、
家を買う心理として、
最も重要な部分に目を向けていないのです。
これはマンションを買う人にも現れます。
「月々10万円だと何とかなるなあ」
それ、駐車場代とか修繕積立金とか共益費が入ってますか?
この計算の甘さが破綻を生んでいるのです。
これ全部、
ハウスメーカーやマンション営業のテクニックなのです。
付き合う不動産屋は選びましょう。