アルミサッシは時代遅れ
2020年9月5日 うさぎ親父のブログ 「アルミサッシは時代遅れ」 これ、うさぎ親父のブログの中でも検索でヒットするらしく、よく読まれているブログなんです。 …
窓サッシといえば「アルミサッシ!!」
越後製菓みたいですけれど日本人だと普通に窓=アルミサッシを想像します。
もっともあなたが北海道在住であるなら、
「アルミ?ありえなくね?」
となるのですが、
世界的にみるとアルミサッシは時代遅れです。
特に高気密奥断熱の住宅においては、
アルミサッシは致命傷となるほど熱伝導率が高いのです。
アルミという素材は、
「地球においてはほぼ無尽蔵に存在する」
「加工性がよい」
「アルミそのものが皮膜の自己修復作用を持ち耐食性が高い」
「磁気を帯びない=さびない」
「軽い」
とまあ理想的な建材なのですが、
致命的なのは、
「熱伝導率が鉄のおよそ3倍」
という点で、
世界的にみると最も基準低いとされるハンガリーですら、
建築材料としてアルミサッシは使用できません。
これ熱貫流率の低いサッシを使用したとして、告訴されるレベルなのです。
では世界の国は何をサッシに使用しているのか?
答えは「樹脂」
です。
今や世界では樹脂サッシが主流で、
中国ですら新築の家にはアルミサッシは使用できません。
日本は世界的にみてサッシ技術は後進国なのです。
ガラスの技術は日本は世界水準の技術を持ちますので、
断熱ガラスをいくらでも製造できますが、
肝心なサッシの性能が悪すぎて効果が出ていません。
サッシ性能が悪いため日本は世界的にみると省エネ後進国なのです。
今現在日本の各サッシメーカーは、樹脂サッシの開発を行っておりますが、
サッシ屋さんって元々アルミ屋さんなので…
樹脂サッシをあまり作りたくないみたいで、
それでこれだけ日本だけが取り残されてしまったのです。
ちなみに北海道ではほとんどが樹脂サッシです。
東北も樹脂サッシに変わりつつあります。
「そんなににいいものだったら早く使いたい」
ですよね。
でも、耐久性がないのです。
所詮プラッチック、
はいご一緒に
「プラッチック」
これ十回言うと二度とプラスティックと言えなくなります。
冗談はともかく10年程度の耐久性しかないのが問題で、
これもまあ研究開発で徐々に耐久性は伸びてはいるようですが、
とりあえずプラッチックですから(もうええちゅうねん)
ちなみに札幌での比較でしたら、
樹脂サッシとアルミサッシで年間1万8千円暖房費が違います。
1カ月1500円余り。
なんと無茶苦茶な経済効果だったりします。
皆さん不思議なのは、プリウスという車を欲しがるくせに、
家の断熱には興味ないみたいですけど、
年間1万8千円だと考えるのではないでしょうか?
日本の窓は時代遅れなのです。