リアルエステイト
リアルエステイトのことを「実際に存在する不動産のこと」と勘違いしている人が多いのですが…
この場合のリアルとは、
「REAL」=「レアル」=王様の、王立、などの意味。
サッカーのリーガエスパニョーラには、
二つの「マドリッド」があります。
「レアルマドリッド」
「アトレチコマドリッド」
これ、レアルの方が「本家だぞ」と言っているわけではないのです。
レアルは「王立のマドリッドサッカークラブ」なのです。
レアルマドリッド対バルセロナの試合が熱いのは、
バスク地方は長年スペインからの独立戦争をしていて、
(今も一応内戦中です)
バルセロナとマドリッドは目茶苦茶仲が悪いのです。
当然ですね。
内戦の代理戦争ですから。
ということで、
リアルエステイトとは「王様の領地」と訳するのが正しいのです。
君主制度では、王様以外には土地を持つ人はいません。
人々は王様に安堵されて使わせてもらっているだけです。
つまり昔の土地の売買は、
王様の土地の売買でしかないため、
王様の土地の売買を
「リアルエステイト」
という風に呼んだ名残が、英語になり、
日本に伝わってみれば、
「詐欺じゃないですよ、不動産はリアルエステイトというので、
本物の土地の売買を指すのです」
…嘘つき!!
あるいは、
「不動産投資はリアルエステイトとといいますから、
本物の資産に対する投資ですから安心です」
…違うわな。
でもね、この業界人でもほとんどの人が
「本物の不動産」
と勘違いしているのです。
「リアルエステイト」=「不動産業」
これが正解で、リアルが付くから本物とかは全然ないです。
お間違えなきよう。