住宅ローンいくらぐらい借りられるかな? 1
今回も住宅ローンのお話です。
おそらく皆さんは、
「自分がどれぐらいの家を購入できるのか?」
「住宅ローンの審査は大丈夫なのか?」
等、よくわからないので不安に思われていると思います。
まず住宅ローンが組めるかどうかの目安ですが、
- 過去10年間に金融事故がある(自己破産)
- 過去5年間に債務整理をした
- キャッシングローン2社以上、過去5年間した
- 保証債務がある(他人の連帯債務)
- NTTドコモの携帯をお持ちで延滞がある
- 直近1年間にカード等の延滞がある
- 転職して1年経ってない
- カーローンが多い
- 税金・公共料金の滞納がある
これらの内、1・2・3・4がある場合、
基本的に住宅ローン審査は通りません。
(通る可能性はあります。ご相談ください)
5・6・7は1年間真面目に暮らすことで、
1年後住宅ローンを組めるようになります。
8・9は、どれも解消するように求められます。
特に9がある場合はフラット35は、殆どの場合否決されます。
以上で住宅ローン審査に入れるかどうか分かると思います。
次に、
- 公務員
- 上場企業会社員
- 中小企業会社員
- トラック運転手・建築作業員など
- 自営業者
- スポーツ選手・鳶職など危険な仕事
という属性に分かれます。
1・2は、
ほぼ無条件で上の条件に少し問題がある場合でも、
通ることがあるぐらいの信用力となります。
3は上場企業の子会社の場合は、1・2と同じ条件となり、
普通の中小企業の場合、
企業の内容によっては否決されることがありますが、
これはレアなケースで普通問題がなければ通ります。
4は審査がかなり厳しいのですが問題がなければ通ります。
3・4は勤務先の取引銀行(給料の振込銀行)
でローンを組むのが基本です。
ろうきんの利用も視野に入れましょう。
5は、税金対策と称して売上を低く申告している場合が多いので、
住宅ローンに必要な所得が足りない場合が多く、
審査になりません。
ここをクリアしてもかなり難しいのが現実です。
6は、ほぼ無理です。
自分も何度かスポーツ選手の住宅ローンを手がけましたが、
審査に通った記憶がありません。
テレビに出るようなプロ野球選手でもだめでした。
以上、少しでも不安がある場合はご相談ください。
次に返済負担率を求めます。
「返済負担率」とは、
年間の所得額に対して、
ローンなどの返済額が占める割合のことです。
これローンの総計ですので、
支払い中のキャッシングローンやカードローン、
カーローンも含みますので気をつけましょう。
基本金融機関は年収の35%を目安にしているようです。
自分的には20%が理想だと思いますが…
年収450万円の場合、450万円✕35%=約150万円
150万円割る12ヶ月=約12万円、
これが1ヶ月のローン支払い額です。
かなりきついと思います。
これで買える家はと言うと、
金利1.325%として35年払で計算すると、
100万円借りるごとにおよそ3300円の返済となりますので、
120000÷3300=36
ですのでざっと3600万円の家が買えることになります。
ただこれ、
年収450万年の人が毎月12万円の返済というのは、
かなりきついと思います。
「そんなことないだろ?毎月生活費が25万あるじゃん」
税ひき前なんですよ、この計算。
年収にはボーナスが入っている場合もあるので、
実際の生活費は15万円ないと思います。
自分が20%と言って真意はここにあって、
20%だと1ヶ月75000円の返済ですので、まだ難しくないのです。
ちなみに、20%だと2200万円程度の家となります。
長くなりました、もう一回やりましょう。