家を買うこととライフスタイルを考える

家を買うときには、ライフスタイルに合うかどうかが大切です。

家を買う際には、

買い方として

  1. 土地を買い家を建てる
  2. 中古の家を買う
  3. 新築の建売を買う
  4. 身内の土地に家を建てる

というような方法があると思います。

基本的に身内の土地の立てる場合を除いては、

住みたい場所で家を探すことになります。

1の土地を買う場合を除いては、

せっかく見つかっても、

その家がライフスタイルと合うかどうかがポイントになります。

子供が3人いるのに2LDKの家には住めませんし、

車必須の郊外の家で駐車場がない、

ガーデニングが趣味なのに庭がないなど、

ライフスタイルと合わない家は、住むことはできません。

また、

予算的に無理なこともあるでしょう。

基本東京23区内で家を探すと、

6000万円から3億円ほどが相場となります。

この場合6000万円の最低限の家でも、

年収900万円以上ないと住宅ローンが組めません。

その住宅ローンですら、

35年払で1ヶ月あたり18万円ほどの返済ですので。

定年退職後支払うことを考えるとゾッとする金額ですので、

定年前に払い終わるとしたら、

30歳で家を買わなくてはいけません。

30歳で年収900万年の人がどれだけいるか知りませんが、

かなり狭き門だと思います。

基本住む地域は、

「子供を転校させたくない」

が圧倒的な理由で、

その後に

「アクセス」

「利便性」

などが続きます。

少子高齢化になる前は、

「良い公立高校はその校区に住む人しか通えない」

という理由で引っ越す方が割といました。

お客様で、

「所ジョージさんの世田谷ベースみたいな家じゃないと嫌」

という方がいらっしゃいました。

あれ、

ミサワホームなんです。

で、

この方の年収を考えると買える家の上限は2500万円です。

ミサワの最低限のプランでおそらく微妙に足りません。

まして、世田谷ベースと同じものだと億を超えます。

さらに、

おそらく建てる事ができたとして、

「住みにくくて嫌になる」

と思います。

あれは普通の家族が普通に生活する家ではありません。

暮らしにくいと思います。

家を失敗する人は、

「妥協をしない人」

です。

肩の力を抜けばいいのに

「一生に一度の買い物なんですよ!!」

家は一生に一度の買い物なんかじゃないですよ。

「衣食住車」は、消費財です。

特に家は、

「長期耐久消費財」

にすぎません。

たまたま資産価値があるだけです。

不動産工房ゆくはしでは、

土地をお探しのお客様は、

事情や条件を徹底的にお聞きした上で、

ご提案をさせていただいたおります。

条件が合わないお客様に、

合わない物件をおすすめすることはありません。

それでも聞き分けない方は、

「おすすめはしませんよ」

といいますが、

実際に買うかどうかは個人の理由ですので、

それはそれ、

仕方がありません。