春の移動にドキドキ
春は役所関係の移動です。
役所関係の移動は、嬉しい 移動と、
気にならない移動、残念な 移動があります。
この場合 移動の評価は、
ほとんど 交代した担当者の人間性にあると思います。
担当者が 上の目線ばかりを気にするような、
出世ばかり気にするような、
自己中心的な考え方の人間だと、それは残念な移動です。
こういう担当者が 配置されると、
役所の その部署だけ 冷たい空気が流れます。
許認可の問題一つにしても「 役所の立場としては」
と、自分たちの 決まり事を押し付けるばかりで、
物事は全く進まなくなります。
法とはは言葉であり、
解釈の仕方なので 決まっている事柄に対しても
必ず許容範囲があります。
法の規制によって、
不動産や建築において難しいことが起こる場合、
それをお互いにすり合わせるために、
協議というものがあります。
協議というのは お互いの持ち出した提案に対して、
お互いが譲歩することであり、
役所は動かず、
一方的な譲歩を求めるのは協議ではありません。
しかし、こういう担当者は押し付けるばかりで、
絶対に情報しません。
その結果、
その担当者がいなければ何とかなった事象が、
全てだめになります。
当然このことについて行政訴訟を起こせば、
勝てることは間違いないのですが、
そこまでする人間がいないと踏んで、
こういう性格の担当者は 突っ張ります。
我々は業者なので、
引かざる得ない時は引きますが、
中には全く引くことを知らない人がいます。
こういう方は行政訴訟を起こしますし、
上司は部下が認めたことを
「それは間違いでした」と訂正するということは、
役所の沽券に関わるためなかなかしません。
そうなるとその役所ではそういう判断、
上級官庁ではそういう判断となり、
結果的に、
ものすごくくだらないことが最高裁まで行ってしまいます。
結果、役所は負けるため訴訟を起こした人には嫌がらせをし、
負けた原因の担当者は左遷されます。
元々が能力が足りないため、
判断できないので、
こういうことになるため、
役所自体の評価も高くない人が、
こういう問題を起こします。
嬉しい移動とは、
人の心を持った担当者が移動してくることです。
こういう人が担当になると、
難しい案件がぐんぐん解決します。
近頃は、AIの発達により、
人の仕事が奪われるなどと言われていますが、
思考すらせず
「それは法律だからできません」
という回答なら、
現在のコンピューターにも可能なので役所に人は、いりません。
これこそ行政の無駄です。
役所は、
どういう基準で人を採用しているのかわかりませんが、
機械で可能なことを人にやらせるのは無駄です。
こういう人間は、
さっさと放逐して民間の人手不足の解消に当てるほうが、
国のためになります。
交渉ができないなら、
人である必要はありません。