資料ください
「資料ください」
このテーマ以前書いたのですが、書き直しということで。
「資料ください」
これ問い合わせの際よく言われます。
「アットホームに記載されている以上の情報、
というのはありません」
そうお答えするのですが、
「いやなんかカタログみたいなのとか」
?
マンションや大規模造成地などで見られるあれが、
どんな土地にでもあると思っているんでしょうけど、
あれ作るのに数百万円かかるんです。
20万円程度の不動産手数料の物件で、
あんな物作るわけがありません。
「ありませんけど」
「そうですか…」
この時点でこの方が、
「不動産を買うつもりなどなく、
自分が夢を見るためにカタログを集める人」
というのがわかります。
これ、
天下のト◯タ自動車のトップセールスの方から聞いた話です。
自動車販売店にはチラシのような1枚の薄いカタログと、
分厚い豪華なものと2種類あるんだそうです。
自分は、
自動車に大して興味が無いので新車購入か故障したときしか、
自動車販売店に行きません。
で、
当然自動車販売店側も自分が行くと、
買う可能性が高いことを知っているので、
分厚いカタログしかくれません。
ですから薄いものの存在を知りませんでした。
以前車を買いに行き、
グレードとか色とかを決めているときに、
別のお客さんが来て、
「新型〇〇のカタログください」
と言ったんです。
そうするとそのセールスの人が、
ピラッとしたチラシを渡したんです。
そうするとそのお客さんが、
「その人の持っているようなやつもらえませんか」
セールスの人、
「購入予定はありますか?」
「いえ、検討中です」
「これは買う人用なんでお渡しできないんです」
「そうですか…」
そのお客さんはがっかりして帰ります。
「なんでこのカタログあげないんですか?」
「あの人カタログだけ集める人だからです。
これ一部800円するんです。
むやみに配ると倒産します」
その方曰く、
「カタログコレクター」
というのがいて、
新車が出る都度カタログだけを集めて、
「ああだこうだ」
というだけで車を買わない人がかなりいるんだそうです。
特に新型が出ると毎日何人ものこういうお客が、
「カタログください」
とくるわけで、
たしかに、
こういうお客様全てに良いカタログを配ると会社は潰れます。
で、
こういうカタログコレクターが何をやっているのかというと、
「カタログを眺めて喜ぶ」
これ家も同じです。
オープンハウスをすると、
必ず毎回来場するお客様がいらっしゃいます。
こういう方、
家を買いません。
「いつか家を買うときの参考のために」
といいますが、
50歳を超えて「いつか」は一生買わないと同じです。
一般的な不動産については、カタログ等存在しません。
謄本と字図ぐらいしか資料はありません。
アットホームで見る場合は、
アットホーム以上の資料は殆どありません。
「住宅ローンのシミュレーション」とかは、
貸金業法に関係するため、
実際に不動産の営業が話をするのは不法行為に当たります。
不動産工房ゆくはしは、
「住宅ローン借り換え取次店」
ですので可能です。
資料をメールで欲しがるよりもご来店ください。