お風呂がちょっと

「気に入ったんですけど、お風呂がちょっと」

これよくお客様から言われるセリフです。

どう「ちょっと」なのかというと、

お風呂が狭いんだそうです。

ご案内したのは俗に「1216」タイプと言われる

05坪のお風呂です。

普通の賃貸で見るタイプ。

家の売買の場合、

自分で改造すれば、と思うんですが、

実は物理的にお風呂の拡張は不可能な家が結構あります。

お風呂を拡張するためのスペースを取るためには、

家のどこかを壊さなくてはなりません。

全部壊してしまえば問題はないんですが、

リフォームと一部解体に過ぎませんので、

間取りを大幅に変えることはできません。

したがってお風呂を拡張するスペースがない場合は、

家の外に押し出すことになります。

これはこれで雨仕舞等問題が発生するので、

考えなくてはなりません。

しかしこういうお客さんは、

「賃貸で、戸建てで、家がピカピカで、

お風呂が広くて、家賃は3万5千円」

…あるわけ無いです。

家賃を7万円程度出すのであれば、

なくもないですが、それでもお風呂の大きいのは稀です。

なぜなら住宅の設計というのは「空間の奪い合い」です。

特に賃貸住宅の場合、

スペースと工事費と収益のシビアな戦いです。

無駄にスペースと予算を取るお風呂に、

お金をかける理由がありません。

また、持ち家であっても家に不満のない人はいません。

不満があるからリフォームするのです。

まして賃貸で自分の理想を追求しても、

それは決して叶えられる夢ではないのです。

まあ、東京の一部のエグゼクティブのための

家賃が一ヶ月100万円とかいうのは別でしょうけれど。

3万5千円の家賃では無理です。

こういう方は家を買えばいいんです。

中古住宅であれば十分可能性のある金額になるので、

買って自分で好きなようにリフォームすればいいんです。

理想の賃貸なんてありません。

賃貸は「借りたもの」ですので「人のもの」です。

賃貸を建てる方は、

お風呂を広げて50万円余計に費用がかかるんなら、

お風呂を小さくします。

お風呂を広げて部屋数が減るのなら、

お風呂を小さくします。

通常レンタル料の算出方法は、

およそですが取得費÷12÷耐用(使用可能)年数✕1.5と考えます。

1000万円の新築の場合、1ヶ月の家賃は5.7万円が標準となり、

地域の家賃設定がそれより低い場合は、

「回収できない投資」

と考えます。

今現在、工事費は安く見積もっても、

坪60万円として20坪の場合1200万円かかりますので、

理想的な家賃は約6.8万円となります。

新築の家賃が高い原因がわかると思います。

お風呂にこだわりを持つのなら、

というより、

家にこだわりがあるのなら家は賃貸ではなく買うべきです。

他人の所有物に夢を抱いても無理だと思います。

 

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