アパートを借りる時の保証人と保証会社って何?
お部屋を借りる時必要な「保証会社」
これってなんなんでしょう?
賃貸保証会社って何?
実は私、最初これが何か分からなかったんですよ~。
何故なら若い時、不動産会社(賃貸専門)で働いていたけど、そんなものなかったんですよね(笑)
これは、部屋を借りる時の保証人替わりになる性格を持つものです。
そして家賃を払わなかったら貸主(大家さん)には保証会社から支払われます。
そういう仕組みが、賃貸保証会社(家賃保証会社)なんです。
連帯保証人には、家賃の支払いが少々遅れたくらいでは連絡はしません。
でも、賃貸保証会社はすぐに対応してくれ、代わりに家賃を払ってくれるんです。
この時、代わりに払ってくれるけれど、もちろん後から借主に請求が来ます。
この手数料も保証会社によって違いますので注意です。
家を借りる時、
親、兄弟など保証人がすぐに見つかる人はいいけれど、
保証人を頼みにくい、
親が高齢なため、保証できない、
または身内がいない。
外国籍、高齢者の方も加入が可能。
保証会社の審査
保証人を頼みにくい(初期費用が高い)店舗、事務所の賃貸契約も保証してくれる保証会社もあります。
但し、保証会社は全て入居前に審査があります。
この審査許可が下りないと賃貸契約は出来ないところが多いですね。
そして、保証会社により審査の基準は異なるので、一つの保証会社がダメでも他の保証会社なら、審査許可が下りるというのはよくある話なんです。
だから、不動産会社が扱っている保証会社は通常、数種類あります。
因みに不動産工房ゆくはしも6社あります。改めて数えてみてびっくりです(笑)
中には保証会社に加入も必要、連帯保証人も必要。
そんなケースもありますが、最近は連帯保証人なし、緊急連絡先が必要で、保証会社に加入が条件というのが増えています。
保証会社の契約内容
これがとっても重要。
なぜなら「契約内容」は、会社によって全く違うのでお部屋を借りる契約の時にしっかり話を聞いておかないと、後々トラブルの元になります。
先ほどの「代わりに家賃を支払ってくれる」その時の手数料、期間、補償内容、補償期間、訴訟費用、などなど保証会社によって違います。
Q&A
Q「賃貸マンションに住んでます。
この度、家賃振込の手間を省く為に、保証会社の引き落としに変えますと通知が来ました。
手続きしたら引き落としに330円プラスされました。どういう意味ですか?そして元に戻りますか?」
大阪在住 Y様
とご相談を受けました。
これは、SNSから受けた相談なんですが、これはどういう意味なのか?を解説します。
A契約した時、家賃は管理会社に振込になっていました。
その振込先が「管理会社→保証会社」に変更になったという連絡ですね。
保証会社から家賃が引落しになる手数料が330円かかる。(これを収納代行と言います)
こういうことは、たまにあります。
「大家さんが自分で管理→管理会社への変更」
「A管理会社→B管理会社」
これも結構よくある話です。
この時、家賃の支払先が変わり、家賃の支払い方法が変わることもあります。
ご相談いただいた件は、管理会社の変更ではありませんでしたが、「支払い方法」の変更にあたります。
保証会社は、「更新手数料」が必要な会社もあります。
毎年、「1万円」の「更新手数料」が必要な契約もあり、「知らなかった」「聞いていなかった」と揉めることも少なくありません。
契約期間が2年間、更新手数料、1カ月。というのは関西、関東では多い賃貸契約ですが、九州、特に田舎では更新手数料無しというのが多いかもしれません。
その場合、保証会社の更新手数料「1万円」をしっかり話しておかないと、賃貸借契約では更新手数料が無い。なのに、何故、別に必要なのか?
とトラブルの元になります。
ご相談は、無事、解決しました。
ちょっとしたノウハウをY様に説明、即、実行。
めでたしめでたしとなりました。
ご相談は全国からいただいています。